インクルーシブ
・
トランスフォーメーション(IX)
とは?
IX「インクルーシブ・トランス
フォーメーション」とは、
未来において
独自の存在価値を
発揮するために、
多様な個人の力を
最大限活かせるように
経営の根幹を
変革すること。
現在とは非連続な未来で、
パーパスへの賛同を基盤に結束し、
あらゆる個人が自発的に
その無限の可能性を発揮し
活かし合えるように環境を変え、
その組織ならではの
新しい価値提供を創出する。
↓下方向の矢印
社会が必要としている価値を提供し、
今までとは異なる、
立ち止まることのない
激動の時代を生き抜く組織に
変革するために、組織には
①パーパス の浸透・共感
②多様性・違いを活かし合う風土
③アンコンシャス・バイアスへの気づき
④心理的安全性の確保
⑤ビロンギング(帰属意識)の醸成
がキーワードとなります。パーパスを実現し、企業が持続的に発展していくために、このキーワードを利用してイノベーションを起こしていきます。もしかしたらビジョンミッションバリューの見直しが必要かもしれません。このキーワードを取り入れ、イノベーションしてパーパスを実現し、企業の存続につなげることをIX発想と呼びます。
●社会・組織内外のステークホルダー(株主・経営者・従業員・顧客・取引先)に理解して納得してもらえる内容であること、賛同、共感してもらえること
●社会全体の共益性・持続発展性を考慮してあること
を土台とした上で、組織が存在する意義です。
現代はその企業が目指す未来を、ただ実現できればいいのではなく、社会全体への利益・社会的な意義が求められており、このような背景から企業のパーパスが重要になってきています。
変化の激しい現代で、社会で求められる価値を提供できるようにするには既存の考えややり方にとらわれずに、様々な考えや価値観(多様性)を取り入れ、活かしあう環境が必要です。 ダイバーシティ(Diversity多様性)・エクイティ(Equity公平性)そしてインクルージョン(Inclusion包摂性)の取組は、これからの組織ではなく、ゴールではなく基礎・前提として存在するものです。
無意識の偏見(アンコンシャス・バイアスUnconscious bias、隠れた思いこみ)に気づき、
変えていくことは変革に不可欠な要素です。
意識できていなくても“こうあるべきだ” “これが当たり前”という偏見や思い込みがあると、
新たな突破口を見出すことは困難でしょう。
年齢や人種、障害、性別、信条、などの違いに対して無意識のうちに思い込みがあると、
多様性を活かしあう組織への変容を阻害することになります。
組織の中で誰もが自由に自分の考えや意見、
行動を起こすことができる、心理的安全性が確保された状態であることは
組織の活性化の最低条件です。
「ゆるい職場」というわけではなく
●組織を構成するメンバーがその組織のパーパスや事業へ理解・共感し、
●個々人が多様性を尊重・活かしあい、
●無意識の偏見があることを常に意識し、
●パーパス普及に対してメンバーが役割と自分らしさを発揮できる居場所があり、
はじめて心理的安全性の確保が組織において真価を発揮します。
出典:公益財団法人ケアフィット共育機構 心理的安全性のある職場づくりワーク
ビロンギングとは、所属している組織への“愛のある”帰属意識のことです。
“組織への帰属”と言うと、軍隊式「右向け右」とイメージするかもしれません。
しかし、ここで言うビロンギングとは、個人がその人らしくいながらも、
組織に愛着を感じ組織の一員であるという自覚を持つことができる感覚のことを言います。
エンゲージメントという言葉はビロンギングと類似していますが
ビロンギングにはメンバーが組織に対するロイヤリティや愛着といった、
よりパーソナルな感情も含まれていると解釈しています。