掲載日:
南海トラフ地震は、今後30年以内に70〜80%の確率で発生すると予測されています。この巨大地震に備えて、特に障害のある方々とその家族、そして企業は十分な準備が必要です。本記事では、防災介助士の視点から、障害のある人のための具体的な対策について解説します。
南海トラフ地震とはフィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域「南海トラフ」を震源地とした地震のことであり、日本では駿河湾から遠州灘(静岡〜三重)、熊野灘(和歌山〜三重)、紀伊半島の南側の海域と土佐湾を経て、日向灘(宮崎県沖)などがその区域に入ります。
画像:気象庁 https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/nteq/nteq.html
南海トラフを震源とした地震は100-150年間隔で定期的に発生しており、過去には以下のような地震があります。
参考: 「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)」(地震調査研究推進本部)
南海トラフ地震に特化した対策と言うものではありません。地震などの災害時全般で以下のようなことを確認しましょう。
障害のある人は南海トラフ地震などの大災害に備えてどのようなことを準備すればいいでしょうか。ここでは障害のある人本人だけでなく、家族や支援者、職場にいる障害のある従業員や障害のあるお客様への準備としても考えておきたいポイントです。
なお、視覚に障害のある人が災害時に備えて普段持っているものについては下記の記事をご覧ください。
関連記事知ろう!防災「備えてる人」にお願いしてみた。あなたのカバン、見せてください!(別のウィンドウで開く)
南海トラフ地震に備えるためには、障害のある方々とその家族、そして自治体や企業が連携して準備を進めることが重要です。個別避難計画の作成、必要な物資の備蓄、コミュニケーション手段の確保など、障害特性に応じた細やかな対策が求められます。 企業においても、バリアフリー環境の整備や従業員教育を通じて、障害のあるお客様への適切な支援体制を構築することが必要です。 防災は日々の積み重ねです。この記事を参考に、今日からできることから始めてみましょう。障害の有無に関わらず、全ての人が安全に避難できる社会を目指して、共に備えていきましょう。
公共交通機関等におけるシームレスな移動支援の実現に向けた 参加型バリアフリー教室&ボッチャ体験会 開催レポート
掲載日:
11月23日に武蔵小杉駅前のこすぎコアパークで実施した「みえるバリアフリー教室&ボッチャ体験会」を開催しました。このイベントは、国土交通省の「心のバリアフリー推進のためのモデル検討調査事業」の一環として開催されました(共催:川崎市 協力:東急電鉄株式会社、株式会社東急ストア)。
サービス介助士25周年 サービス介助の日特別記念シンポジウム 開催レポート
掲載日:
11月1日は「サービス介助の日」。そしてサービス介助士は開講25年を迎え、これを記念した特別シンポジウム「サービス産業の未来にヒトにしかできないサービスと共生社会の実現を考える〜サービス介助士が社会を変える#x301C;」を開催しました。株式会社オリエンタルランド様、日本航空株式会社様、淑徳大学様からゲストをお呼びし、DX進展や無人化が進む現代において、対人サービスの価値や共生社会の実現について議論が行われました。本記事はシンポジウムの様子をお伝えする開催レポートです。
ケアフィットファーム研修 導入事例(NTTアドバンステクノロジ様)
掲載日:
ケアフィットファームでは、ダイバーシティ&インクルージョンを体感できる企業研修プログラムを提供しています。今回はNTTアドバンステクノロジ株式会社様が参加されました