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国内外のホテルで活躍できるホテルスタッフを多数輩出されている国際ホテル科にて、2020年度より弊機構講師による「ユニバーサルホスピタリティ」の授業と「サービス介助基礎研修」を導入。将来のお客様応対に役立てていただける知識と技術、ホスピタリティ・マインドを習得いただいております。
【神田外語学院様公式ページ】
https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/(外部サイト)
お話:専門学校神田外語学院
国際ホテル科 水島先生
水島先生神田外語学院国際ホテル科は、世界中からいらっしゃる多種多様なバックグラウンドを持つお客様に対して、素晴らしいホスピタリティを提供できる人材を育成することを目標としています。
卒業後ホテルで働くにあたり、どのようなお客様に対しても、その方に合った、寄り添うようなおもてなし・ホスピタリティを提供できるように、学生時代に基礎的な知識やスキルを身につけて、素敵なホテルスタッフになってもらいたい、という思いがあります。
これは私の体験談なのですが、通勤時に乗換駅で白杖をついた方をホームで見かけることがありました。私も長年ホテルで働いていたのですが、そういった方に何かしてあげたいなと思ってもどうしたらよいのか分からず、「こういうこともあるよな」と思ったのが導入のきっかけです。
気持ちはあっても、「声を掛けたらかえって迷惑なんじゃないか」「びっくりさせてしまうのではないか」と考えてしまいなかなか踏み出せないところがありまして、それは学生もきっとそうだろうなと思いました。
先生ご自身の経験が導入のきっかけになった、というのが非常に印象的でした。
水島先生のように、日常生活やお仕事の場面でお手伝いが必要そうな方を見かける機会はあっても、お声がけするのは躊躇してしまった、という方は多いのではないかと思います。
将来に向け、学生時代に多様な方に対する理解や接し方を学んでほしい、という先生の思いが伝わってきました。
水島先生導入したことによって突然大幅に変わった、ということはないのですが、学生の視野は広がったと感じます。
学生一人一人が、障害の有無に関係なく普通に暮らしていける社会について考える機会や、就職後どのようなお客様に対しても、その方に合った対応ができるホスピタリティ力の基礎になったのではないかと思います。授業と基礎研修を受講して終わりではなく、学生にとって「もうちょっと色々調べてみよう」「何か自分にできることはないか」など自分自身で考えるきっかけや、何か行動に踏み出す後押しになってくれればいいなと考えています。
昨年受講した学生の一人は、「アルバイト先の常連のお客様に目の不自由な方がいらっしゃって、これまではどうしていいか分からずなんとなく店長に任せていたけれど、授業と研修を受けたことで自信をもって対応ができるようになった」と話してくれました。
また、導入を検討していた当初は、授業・研修終了後、夏休み以降に希望者を募ってボランティアに参加、というのも考えておりました。現在は感染症拡大の状況もありなかなか難しいですが、落ち着いたらそのような活動も進めていけたら良いなと思っています。
学生の方にとって、将来のお客様応対のためだけでなく、日常生活の中で考える機会となったり、アルバイトなどの実際の場面で活用いただけているようです。
また、導入初年度である昨年受講された方が明年3月にご卒業なさるとのことで、ご就職後のご活躍も楽しみですね。
入学前は障害のある方には気安く関わってはいけないと思っていたのですが、積極的に声をかけて良いと知ることができました。この前、道で具合が悪そうな高齢者の方に声をかけられました!
知識があることで、「お手伝いをしても良いんだ」という心の余裕を持つことができるようになりました。
自分が思っているよりも障害がある方への偏見や思い込みがあり、今後サービス業で働く身として、受けられて本当によかったと思います。
今までは合っているのかどうか分からず自信がなくて行動に移せなかったので、これからは行動に移していきたいです。
新たに学んだ知識や体験が自信や積極性につながった、という感想を書いてくださった方が多くいらっしゃいました。授業・基礎研修の学びを、ご就職先でのお客様応対をはじめとする、多様な方への接し方に生かしていただければと思います。
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知識がないと手伝っても役立たないと思っていたのですが、研修を受け自分に出来ることは声をかけて積極的に手伝いたいと思うようになりました。