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大阪シティバス株式会社様は、大阪市交通局の民営化により2018年4月から大阪市営バスの事業を引き継がれた、大阪メトログループのバス事業社様です。本日は、運行管理全体の統括をされている河西様(左)と細川様(右)にお話を伺います。
河西様
細川様
大阪市交通局にバス運転士として採用され、15年の運転士経験を経て、運行管理者として今に至っています。
41年ぶりに路線バスのデザインをリニューアルしました。私達は、以前のデザインに慣れており非常に親しみがありましたが、最近は見慣れてきて、今では走っている姿を見ると目立っていていいかなと感じています。
グリーン・ホワイト・ブルーの3色がカラーリングデザインで、運転士や一部のお客さまの間では、「某コンビニエンスストアの色」などと呼ばれたりもしていますが、「ドライバー異常時対応システム」を搭載し、安全性の向上にも取り組んでいます。またユニバーサルデザインの視点から前扉・中扉ともに黒くして識別しやすくなり、扉の上部には英語表記でENTER/EXITとあるのもポイントです。
サービス介助士の資格を取得に取組んでおりますが、時間が経つと学んだ知識が薄れてしまわないかと不安もあります。「丁寧に対応いただけなかった」といったご意見をいただくことがありますので、定期的なフォローアップは必要だと感じています。
車いすご利用のお客さまにご乗車いただいた際は、事故防止のため車いすを固定させていただくこととしております。その際に固定ベルトを装着させていただく依頼をしておりますが、、お断りいただくことがあります。独自の取り組みになるのかもしれませんが、弊社では、車いすを固定させていただく際にマジックテープ式のベルトも併用しています。
お客さまからは、「固定ベルトの装着は、どうしても自分のために時間がかかってしまい、他のお客さまをお待たせすることになる。」といったお考えで、ご遠慮いただくこともありますが、マジックテープ式だとご利用の車いすに傷がつく心配もないですし、時間短縮にもなり、とても喜ばれています。このマジックテープ式の固定ベルトはかなり前からの取り組みで、ベビーカーの固定にも使っています。
実際に複数の運転士から聞き取りをしてみましたが、実技教習で習得した「車いすの介助技術」は非常に役にたっていると聞いています。段差介助の際の重心移動は本当に役に立っているようです。またこれまでは、障がいのある人を「お守りしなければいけない」と思っていたが、サービス介助士を取得してからは、「まず声をかけ、しっかり対話を持つことが大切だ」と思えるようになった、という声もありました。
ご乗車いただき、車いすの固定が必要な時も、お客さまにとっては車いすが自分の身体の一部ですから、説明もなく勝手に触れられたりすることを嫌がられる方もおられます。しかしサービス介助士資格を習得している運転士はお客さまに寄り添った対応を行うことができています。
新しい運転士の指導員をする際も、車いすご利用のお客さまへの接遇や介助技術を自信もって指導することが出来たなどの声も上がっています。非常に役に立っているのだと実感できております。
お客さまからのお褒めの言葉をいただくことは、運転士にとってもとても励みになるため、善行表彰を毎月行い、各営業所にも運転士の氏名を掲示するなどの取組みを行っています。
お客さまからのお褒めの言葉につきましては、安定して落ち着いた対応のベテランから若手のキビキビした対応ができているといった、接客に対する評価が非常に多いです。例えば、高齢のお客さまがカートを押されているのを歩道までお手伝いして、お褒めの声をいただく…本当にちょっとしたことなのですが、中には、このお褒めの言葉はすごく大変なことをしなければいけない…と思い込んでいる運転士もいますので、折に触れ、ちょっとしたことだよと囁いています。
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ケアフィットファームでは、ダイバーシティ&インクルージョンを体感できる企業研修プログラムを提供しています。今回はNTTアドバンステクノロジ株式会社様が参加されました
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大阪市役所に事務職員として採用され、大阪市交通局から大阪シティバスへと転籍し、今年で32年目です。
今はバス運行管理全体の統括をしています。