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都心最大級のエンターテインメントエリア“東京ドームシティ”にそびえる東京ドームホテル。その最上階43階地上150mの風景を一望しながら、イタリア料理が楽しめるスカイラウンジ&ダイニング「アーティスト カフェ」では、ケアフィットファームワイナリーのワインをお取り扱いいただいています。
今回はアシスタントマネジャーでソムリエでもある森田さんに、ワイン選びのこだわりやケアフィットファームワイナリーのワインへの率直なご感想、今後の展望など、赤裸々に語っていただきました。
「アーティスト カフェ」
アシスタントマネジャー/ソムリエ
森田 尚秀 さん
ーー東京ドームホテル内にも幾つかレストランがある中で、「アーティスト カフェ」はどのようなお店なのでしょうか?
森田さん「アーティスト カフェ」は、東京ドームでコンサートを行ったアーティストに敬意を表して、音楽をモチーフに作られたレストランです。入り口付近にエレベーターホールがあるのですが、扉に様々なアーティストがデザインされており、それぞれのジャンルの魂が集まってお店に繋がっている、というのを表現しております。
ホテルとしてのメインダイニングは、6階(ダイニング「ドゥ ミル」)なのですが、せっかく周りに高い建物のない立地ですので、沢山の方にこの景色を楽しんでいただきたいですし、そこがメインダイニングとは異なる点ではないかと思います。
ーーアフタヌーンティーも人気と伺っています。
森田さん女子会などで利用される方もいらっしゃいますし、比較的年齢層が高い方もホテルということで皆さま安心してご利用いただいております。
個室やカップルシートもあるので、様々なシーンに合わせた楽しみ方ができるレストランになっております。
ーー日本ケアフィット共育機構で運営・認定している『サービス介助士』の資格をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、接客の中で活かしていただいたという経験はありますか?
森田さん少し足が不自由そうな方がいらっしゃる場合はすぐに座れる入り口近くの席をご案内したり、お子様連れの場合はビジネスや接待でご利用のお客様と少し席を離したり、車いすご利用の方がいらっしゃった場合は移動しやすい席にご案内したりと、スタッフ同士で連携して取り組んでおります。
ーーサービス介助士資格取得に関わらず、そういったおもてなしの心が培われているのですね。
森田さんそうですね。でも、やはり資格として目に見える形にするということはとても大事なことだと思います。そこできちんと実践することで「もっとこうしたらいいのではないか」と各々再確認できる機会をいただいております。
ーーそのような繋がりのある中、ケアフィットファームのワインを2022年からお取り扱いいただいています。
森田さん2022年12月にネイキッドルビーを入れまして、翌年1月頭に売り切れてしまったので、「もう一度入荷したい」と卸業者にお話ししたところ完売してしまっておりました。その際ルビーがリリースされていたので、今はルビーを扱っております。
ーーケアフィットファームのワインを知っていただいた経緯などお聞きしたいです。
森田さん2022年4月から「アーティスト カフェ」配属になったのですが、もう少しワインに力を入れてほしいという話があり、当時のワインリストを見て、偏りがあると感じておりました。個人的には、日本ワインに力を入れたいという思いもありまして、「マスカット・ベーリーAを探しています」と購買の方に相談したところ、いくつかご提示いただいた中にケアフィットファームのワインがありました。会社としてご縁があるというのもその時点で知りましたね。
そこで2022年の秋に勝沼に行く機会があったので、候補に挙がっていたこともあり是非試飲してみようと思い、「甲州市勝沼 ぶどうの丘」で他のワインも含め試飲いたしました。
飲み比べた中で、口に含んだ時の第一印象や、マスカット・ベーリーAの敬遠されがちな強い甘い香りが上手く作ってあるなと思いました。
ーー「アーティスト カフェ」の中で、どういった料理と相性が良いなどありますでしょうか?
森田さんバルサミコのソースを使った料理ですかね。ネイキッドルビーは甘めのほうが良いですが、ルビーに関してはそちらがとてもよく合いましたね。
あまりワインを飲み慣れていない方だと、ナチュラルワインは第一印象に少々クセがあるのと、葡萄本来のえぐみを感じるところがありますが、バルサミコソースと一緒に合わせると、バルサミコの甘みをワインが引き立たせてくれます。
「アーティスト カフェ」はメインが炭火焼きなので、樽熟成であるルビーは相性が良いと思います。
ーー普段どのようにワインを選ばれているのですか?
森田さん基本的には季節ごとに料理が変わるので、そこに合わせます。あとは地域性や、「ここが今足りないからこういうのを入れてみよう」などですね。
ーー何種類くらいのワインを取り扱っていらっしゃるのでしょうか?
森田さん全部で40種類ぐらいありまして、日本ワインは内5種類です。
ーー最近、ナチュラルワインがブームになってきています。
森田さんお客様からのご要望も増えております。ナチュラルワインはケアフィットファームワイナリーのみの取り扱いなのですが、ビオワインはある程度ご用意しております。
ただ、「ナチュラルだから」「ビオだから」と選ぶわけではなく、基本的には選んだワインがたまたまそうだったという感じです。
ーー就労支援事業やナチュラルワインなどは関係なく、本当に美味しいワインを選んでいるのですね。
森田さん自分ではそう思っております。
ーーお料理やサービス含め、全体を通して今後どのようなお店づくりをしていきたいなど展望をお聞かせください。
森田さんホテル内の店舗なので、お客様は当然ホテルらしい、きめ細やかなサービスを期待されていると思います。その期待に応えるのはもちろんですが、それだけではなく、心を動かせるようなホスピタリティを表現できるような店舗であればいいなと思っております。
例えばそれがSNS映えかもしれないですし、美味しい料理、美味しいワインなのかもしれないですが、人それぞれ楽しみ方は異なります。色々な方に楽しんでいただけて、何か一つ心の中で印象に残る。そんなホスピタリティが表現できれば良いなと考えております。
東京ドームホテル自体が皇居の近くでランドマークとしての立ち位置もあり、またイベント会場として東京ドームや、東京ドームシティ アトラクションズなどもあり、幅広いお客様にご利用いただく機会がとても多い東京ドームホテルだからこそ、色々な方に愛されるお店づくりをこれまでされてきて、これからもされていくのだと、お話を伺っていて感じました。
貴重なお話をありがとうございました。
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